みなさんこんにちは!
今回はスパイスのブレンドの話なんですけど、スパイスに限らず、何かを作る時に、やっぱり「よい」モノを作りたいですよね~
でも、この「よい」というのがなかなか難しいというか、クセ者というのか。
よいスパイスってなんだろう
「よい」の定義をきちんとしないと、「よい」ものは作れない。
というのは、ボクの長年の仕事の経験です。

マーケティングの話っぽくなるので、興味ない方は飛ばしてくださいね(笑)
どんなものが、客観的に「よい」スパイスなのか・・・ということを考えてみました。
- 美味しい
- 安い
- カンタンに扱える
- 自分以外の評価が高い
- 鮮度がよい
- 保存状態がよい
- 出来るだけオーガニック
- 美や健康に良い成分がある
スパイスの使い方って、レシピのことになりますので、とりあえずは置いておきましょう。
そのうちいろいろレシピをアップしていく予定です。
効能や、利便性も大事ですね。
やっぱりまずは、「美味しいもの」なのかな。。と思います。
商品ありき、というやつですね。
もちろん「美味しい」については、スパイスをちゃんと保存していることは、前提です。
客観的にスパイスを検証してみる
「ボクが」美味しいと思うものは簡単に提案できるんですが、少しマーケティングしようと思いまして。図書館でスパイスに関する本やレシピを山ほど借りてきました。

その後、約300通りのレシピを比較して、使われているスパイスの使用度を調査したんです。(調査の時は、ホールかシードか問いません。タイミングも問いませんでした。例えば、クミンシードとクミンパウダーをどちらも使っていた時は、クミンパウダー×1とカウントしました。)
それらのスパイスは、ボクが考えるトップ10とどのくらいの差があったのか?
また、日本人の方の、日本人の為のスパイス提案であるそれらのレシピは、分量を比較すれば、日本人好みのブレンドはこれだ。という客観的な答えが導きだせるんじゃないか?
など、目的を持っておこなったんですが、結果は、納得でした。
と、いうか分かっていたのかも。
マーケティングで得たトップ10も、自分自身のトップ10も、8割同じでした。
順位は違ってましたけど。
というわけで。最終的に10個のスパイスを選出してみました!
- クミン
- ターメリック
- レッドチリ
- ジンジャー
- シナモン
- コリアンダー
- カルダモン
- ブラックペッパー
- クローブ
- フェネグリーク
これらをブレンドすることで、「万人受けする」スパイスになるのかは分かりませんが、データ的にはそこまで的外れではないはずです。

分量について
分量については、あまりにも違いすぎて、それぞれのレシピ本はあまり参考にならなかったです。
途中、収拾がつかなくなりました。
まあ、仕方ありません。これは作成者の香りの設計ですので正解はないです。
客観的に得たこれらの人気スパイスから、万人受けブレンドを作り出す作業となったんですが、これが思ったより大変すぎました。。沼にはまった気分です。
均一性を持たせるために同じメーカーから数十種類スパイスを取り寄せ、何種類も分量を変えながらパズルのように組み立て。
香りを、味を検証し。さらには焙煎し。。
途中、気がついたのですが、初めにスパイスを何種類使う、と決めておかないといけません。
話せばキリがないので、それはまた、別のお話。
とにかく、主観的かつ、客観的なスパイスブレンドが、自分の中では誕生しました!
大変だった。。。
それはもう、オールスターですからね。
これを用いたスパイスカレーの味と香りはボクが保証します(笑)
でも、個人的にはたくさんブレンドするよりもシングルというか、そのものの個性を感じられるブレンドのほうが好きだな~
そうして更けていった休日の夜でした。
ではまた!