皆さん、こんにちは!
今日はですね。
女性に嬉しいスパイスとして、フェネグリークのご紹介をします。
フェネグリークとは
インド料理、とくにスパイスカレーには欠かせないスパイスのフェネグリークです。
ですが、日本ではなかなかお目にかかれないスパイスです。
地中海原産のマメ科の植物で、人類との歴史は長く、古代エジプトではすでに使われていました。
日本には江戸時代に伝わってきたそうですが、広まることはありませんでした。
フェネグリークにはたんぱく質やミネラルが豊富で、中近東では一般的な食材です。
種にはカラメルのような苦さと香りがあり、独特の風味を持っています。
甘い香りの成分は、飴やお酒などの風味付けに利用されており、「偽」メープルシロップの香りなどでも登場します。
フェネグリークの効用
ハリーポッターに、魔法使いで出てきそうな名前のフェネグリークというスパイス。
その名のとおり、なかなかマジカルな効能を持ちます。
- 血中コレステロールを下げる
- 血糖値を上げにくくする
- 消化促進
- 女性機能の向上 などです。
研究によりますと、フェネグリークは、特に低密度リボタンパク質(LDL)コレステロールの減少に効果があるといわれています。
また、フェネグリークの成分のガラクトマンナンは、その性質から、血糖降下作用やコレステロール降下作用が強くなることが知られており、生活習慣病予防に効果的といわれています。
フェヌグリークには、ジオスゲニンという女性ホルモンを活性化する成分があります。
更年期障害、月経痛などの女性特有の症状の緩和に役に立ちます。
さらにバストアップ効果もあるとされ、バストアップサプリメントにも配合されています。
また、ジオスゲニンは男性ホルモンも活性化するので、精力増進のサプリメントなどにも使われたりします。
筋力を向上させる男性ホルモンのテストステロンの分泌を促す効果もあるとされてます。
プロテインなどのサプリと同様に筋力増強の栄養補助食品として注目を受けているのもこのフェネグリークです。
女性ホルモンを活性化するスパイスやハーブは、フェヌグリークだけではなく、フェンネルなどもそうでした。
母乳の出もよくしたりしますが、母体、胎児、乳児にも影響があるので、過度の摂取はよくありません。
体質などにも影響されますので、摂取には気を配りましょう。
ところで、アーユルヴェーダにおいて、苦味は最も良い味とされています。
でも、食材から取るのが難しい味ですよね。
ゴーヤやフェヌグリークは、手軽に摂取することが出来る、苦味の食材ですね。
カスリメティについて

カスリメティというドライハーブがありますが、このフェネグリークの葉を乾燥させたものです。
スパイスカレー作りに多用するカスリメティ。
ボクもスパイスカレーの仕上げに良く用いています。
なければなくてもいいんです。
レシピなどでも「省略可」がほとんどですが。。
でも、あったら入れたいカスリメティ。
グッとプロっぽいスパイスカレーになります。
微妙な差なんですけどね。
微妙な味の層を重ねていくのがスパイスカレーの醍醐味でもあります。
意図は、なかなか伝わりません。
でも、何か「違う」であったり、何か「美味しい」。
これは「何だろう?」という要素を重ねるのが面白いですよね。
それが、身体によい食材であればなおさらですね!
ではまた!