スパイスカレーのスパイスといえば、僕にとっては
- クミン
- コリアンダー
- ターメリック が3大スパイスです(もちろん人によって違います)。
ターメリックは、「ウコン」のことです。
コンビニなんかでも「ウコンの力」として、二日酔い対策として販売されています。
主要生産国は、やっぱり本場のインドです。
インドで生産されたターメリックは、8割以上を国内消費で使われます。
ターメリックはインドに欠かせないスパイスです。
カレーの黄色い着色成分でもおなじみのターメリックですが、近年注目の成分があります。
ターメリックの「クルクミン」

クルクミンは、ターメリックの主成分です。
科学的にとっても安定した成分で、「黄色い色素=クルクミン」
と思っていただいた良いです。
ターメリックの色素って、スパイスを扱ったことがある方ならわかりますが、
落ちませんよね。染物に使われたりもします。
このクルクミン、なかなかの物質なんです。
がん細胞を抑え、糖尿病やアルツハイマー、関節炎などに効果がある
のではないかと期待されています。すげー!
クルクミンは腸内に取り込まれたときに「テトラトドロクルクミン」となります。
この成分が、ものすごく強力な「抗酸化作用」を持ちます。
また、クルクミンは、炎症物質を作るたんぱく質を抑制するといわれています。
ターメリックの効果的な摂取方法
クルクミンは、そのまま食べても体内に吸収されにくい。
といわれていますが、乳製品と混ぜると取り込まれやすくなります。
インドではカレーにミルクやヨーグルトを使います。
ターメリックが乳製品と相性がよいことを知っているんですね。
ターメリックと相性のよいスパイスは、「黒胡椒(ブラックペッパー)」といわれます。
黒胡椒の成分はターメリックのクルクミンと相性がよく、吸収されやすくなるそうです。
このように、スパイス自体が相性がよいと、成分も相性がよいということが多々あります。
「ターメリック」+「ミルク(ヨーグルト)」+「ブラックペッパー」
という組み合わせがクルクミン摂取にとってよさそうです。
考えていると「スパイスカレー」や「タンドリーチキン」が食べたくなってきました。
スパイスには、このようにさまざまな効用があります。
「薬膳」としてスパイスを眺めてみると、さまざまな気付きや発見があります。